アルプス一万尺を超えたグルメ列車、一万三千尺物語の由来は?
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一万三千尺物語!?

アルプスと言えばスイスアルプスのイメージですが、遊び唄「アルプス一万尺」のアルプスは日本アルプス。原曲のアメリカ民謡に日本の歌詞を当て込んでいます。一万尺の後は、小槍の上でアルペン踊りを踊りましょ♪と続きます。小槍(こやり)は日本アルプス飛騨山脈の槍ヶ岳(やりがたけ・標高3,180m)のそばにある断崖絶壁、とてもでなくても踊れない!場所です。この小槍の高さが一万尺(一尺=約30.3cm×一万)とほぼ同じ所から歌詞の意味がつながっていきます。

ここで気になるのが第三セクターあいの風とやま鉄道が企画するグルメの旅「一万三千尺物語」。一万三千尺は3,939m、距離にするとあまりにも短すぎるし、高さにすると槍ヶ岳どころか富士山より高くなってしまいます。正解は沿線の日本アルプス飛騨山脈立山連峰とホタルイカ&白エビで有名な深海、富山湾の高低差(3,000m+1,000m)だそうです。豪華な料理を食べながら車窓に広がる山と海が楽しめるとは♪なんとも贅沢な旅ですね。
*あいの風とやま鉄道は北陸新幹線開通で分離された在来線(旧JR北陸本線の富山県部分)を担当する鉄道会社です。岐阜に向かう高山本線は従来通りJR西日本の管轄です。

*日本アルプスと立山連峰の関係はこちらに↓

運行日と使用車両

(あいの風とやま鉄道パンフレットより)
基本は土・日・祝日・夏休みに運行。年末年始と1月下旬〜2月上旬はお休みです。使用される車両は413系。521系に置き換わる前の主役だった車両で観光列車用に徹底改造されています。

運行ルートと料金

料理の種類によって二つのコースに分かれます。料金はどちらのコースも同じで、お土産の有無で2パターンになります。

富山湾鮨コース・・・富山駅から出発して泊駅で折り返して戻ってきます。所要時間は約2時間弱

懐石料理コース・・・富山駅から出発して一度、西側の高岡駅に行きUターンして黒部駅に向かい、折り返し富山駅に。所要時間は約2時間半弱

二種類の料金
通常プラン・税込み13,000円(子供も同額)
オリジナル富山土産付プラン・税込み15,000円(子供も同額)

*乗車日の三か月前の1日から乗車日の10日前まで予約できます。インターネット・電話でもOKです。最新情報は一万三千尺物語のパンフレットかHPでご確認ください。

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実際の雰囲気は?

出発地の富山駅は新幹線開業に伴い大きく変わりました。電車は高架を走るようになり、不便だった駅構内の通り抜けが出来るようになっています。新幹線以外のJR西日本在来線(高山本線等)も、あいの風とやま鉄道と同じホームからの発着です。

乗り場へのアクセスと車内


あいの風とやま鉄道の改札は新幹線改札の奥(北側)にあります。改札を通ったらエスカレーター等で上階へ。新幹線からは連絡改札があり、地上に出ずに乗り換えが出来ます。地上階のおみやげモール『とやマルシェ』からも連絡改札に行けます。↑この写真は2019年3月3日、高架切り替え前の最終日です。

作りたての窓口、これから新しい歴史が始まります。上階はこんな↓感じになっています。ちょうど列車がやってきました。

▼こちらが座席です。向かい合わせの四人掛け、すでにおもてなしの用意ができています!ネット環境も充実、無料WiFiが使えます。

こちらは外の景色をじっくり眺められる窓向きの座席です。

▼日本酒やおつまみを車内で購入(カードもOK)できます。ビールやワイン、お茶もあります♪

富山の名産と観光地の紹介コーナーも充実してます。

情報は2019年11月のものです。特別なイベントも都度、実施されていますから、最新情報は一万三千尺物語HPをご確認ください。料理の写真も載っています♪

通学~通勤で乗っていた車両がこんな豪華に生まれ変わるとは・・・わしも生まれ変われんかのぅー

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