春節とは?
春節とは、中国の旧暦の元旦のことです。チャイニーズニューイヤー(CNY)と呼びます。日本では毎年同じ1月1日が元旦となりますが、中国の旧暦では月の満ち欠け(朔望)の周期に基づいて1ヶ月を定めているそうで、毎年 元旦の日が変更します。
春節の前後には大型の連休が設けられ、約30億人の中国人が移動するそうです。
シンガポールの春節は?
シンガポールは多民族国家。住民の74%が中国系(華人)、13%がマレー系、9%がインド系だそうです。残りも他の国の人で、日本人も約35000人程住んでいるそうです。
7割以上が中国系の人々のため、街は春節のお祝いで赤く色づきます。
▲チャンギ国際空港にあった春節の飾り。2019年は亥年(ブタ年)になります。イノシシ年なのは日本だけだそうです。
私が行ったのはまさに春節当日の2019年2月5日~でしたが、すでに前日までに行われていたお祭りムードは終わっていて、カウントダウンの片付けをしている姿が見られました。一番、街の中が盛り上がるのは春節の前日までのようです・・・。春節当日からは、家族で過ごしているからか、街に出ている人は少なかったです。お店もほとんど閉まっています。
▼こちらの動画は、セントーサ島で行われた獅子舞ダンス(ライオンダンス)。春節までの間、ショッピングモール、観光地、ホテルなどあらゆる場所で見ることができます。見たい方は、春節の前日までに現地に行ってみてください。
春節はいつ?
今後の春節は、以下のとおりです。
2020年1月25日 子年
2021年2月12日 丑年
2022年2月1日 寅年
春節の飾り
シンガポールで、よく見かける飾りをご紹介します。
▲こちらは元宝。元宝金は、風水的に縁起の良いものとされている置物です。最初に見たときは、金の帽子かな?と思っていたのですが、中国の昔の金貨(金塊)だそうです。日本ですと延べ棒の形をしていますよね。金色の元宝金と、銀色の元宝銀があり重さが違うようです。
元宝銀(げんぽうぎん)=馬蹄銀(ばていぎん)=銀錠(ぎんじょう)
▲お金の飾りに、おめでたい言葉が書かれています。真ん中の「金満(きんまん)」はお金持ちという意味。「玉堂(ぎょくどう)」は美しい宮殿 などの意味があるそうです。
▲造花の桃の花の飾りもよく見かけます。春の訪れを意味しています。
▲2019年は亥年。亥は中国では豚を意味します。夜にはライトアップされた豚をよく見かけました。
▲提灯は「繁栄と幸運」を意味するそうです。どこでも福を招く色・赤の提灯がぶら下がっています。
▲対聯(ついれん)です。門の入り口の左右に、対になった句を飾るそうです。素材は布や紙や板で、色は赤色です。施設や民家など、あらゆる入り口にこのような飾りがされています。
▲赤と一緒に黄色のモニュメントも多かったです。こちらはチャイナタウンのスリ・マハ・マリアマン寺院周辺です。
▲こちらもよく見かける「みかんの木」。日本でいうところの「みかん」とはちょっと違う、小さい柑橘類の木でした。どこでも置いてありますが、飾った後は、もいで食べたりはするのかな?と気になりました。
▲私が宿泊したホテルに飾られていた金の豚です。豚はリアルなものから、アニメ的なものまで色々ありました。
▲こちらが春節の飾りを売っているお店です。店内はほぼ赤色です。数十億人が利用する飾りですから、一体どのくらいの種類と数が生産されているのか・・・。
春節の観光は?
春節は、多くの人が移動しますから混んでいます。大晦日にあたる春節の前日、チャイナタウンは凄い人になるそうなので避けた方が良さげです。観光客にとって困るのは、春節の2日間はお店がやっていないことです。食べる物に困ります・・・。チャイナタウンやクラークキーなど、観光地にあるお店は夜やっていますが、そこに集中してしまうため大混雑していました。地元の人は家で食事をするのか、外食している人はほとんど見ませんでした。マクドナルド・ピザハットなどのファーストフードなど一部の店や、コンビニは開いていますので、全く何も食べられないというわけではありません(ただ、観光としては楽しくないですよね・・・)2日目からは少しづつ店が開き始め、春節の2日間が終わるとほぼ通常に戻ります。
春節の間、タクシーも少なくなるそうです。出来るだけMRTやバスを利用しましょう。シンガポール動物園などの観光施設は営業しているようです。年間パスなどは使えない時期になりますので、公式ページで確認しましょう。
▲街にある春節の飾りを見て回るのもとても楽しいです!!
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