世界のサイン
地球の津々浦々でみかける標識と看板。道案内・距離表示・交通標識・国境etc…世界には面白くて素敵な標識と看板がたくさんあります。その中でも立ち止まって見てしまうのが、現在地から各都市までの距離と方位を案内するマイルポスト(MILE-POST)。このポストはどこの国にあったのか?クイズ形式でご紹介します。
*トップの写真はカナダのワトソンレイクにあるサインフォレスト。文字通り多種多様なサインがトーテムポール状に並んでいます。
クイズ!マイルポスト
1問目
さて、現在地はどこでしょう?北京まで7,063km・ベルリンまで1,740kmの場所ですよ。ヒントは『北京と東京の方位が真逆』
正解は・・・・・
アジアとヨーロッパの分岐点イスタンブール!遠くても北京には歩けばいつの日か着きますが・・・東京は海を越え8,954km。方位が西を向いていたので、不思議に思いマップで見た所、計測地点によってはアメリカ経由の西回り(微妙ですが)が近いことに!
2問目
次の問題はこちら!ヒントはズバリ『東京とニューヨークまでほぼ同じ』なのにUSAな場所です。
正解は・・・・・
TOKYOまで5,658km、NEWYORKまで5,257kmのアラスカ・フェアバンクスです。後ろの建物はSYUN-ICHI AKASOFUビル。アラスカ大学フェアバンクス校の名誉教授「赤祖父俊一氏」の名前が付けられた国際北極圏研究センターです。
3問目
ヒントはシンガポールとアムステルダム・ロンドンが同じくらい遠い(約9,600km)場所です。
第二ヒントはリオデジャネイロまで6,055km、南半球が近いです。
正解は・・・・・
正解は南アフリカの喜望峰、ケープポイントです。ヨーロッパと経度はそれほど変わらないのに、こんなに遠いとは・・・緯度の差が凄いです。
4問目
ヒントはベルリン1,783km・アテネ3,200km、そんなに離れていません。
第二ヒントはラトビアのリガ(RIIKA)まで1,243km、ますます近くなりました。東京(表示はTOKIO)は相変わらず遠いですが・・・
正解は・・・・・
正解はフィンランドのロヴァニエミ、北極圏のすぐそばサンタクロースの故郷と言われている街です。
5問目
ヒントはオーストラリアまで一万キロ超え!そして流木を使った手作りポスト。
正解は・・・・・
正解はカナダのユーコン川です。YOKOHAMAの文字も見受けられます。下段に書かれたブーロワ(オーストラリア)14,063マイルは直線距離ではないと思われます。もしかすると往復の距離かも知れません。
6問目
最後はこちら。ヒントはフィリピンが大阪より近いことと、漢字で書かれていること。
正解は・・・・・
正解は沖縄県の石垣島です。北海道の稚内まで2,820kmもあるのですね。
様々な用途の素敵なサイン
サインの用途は多種多様。距離と方位を案内する以外の標識を集めてみました。
左は極寒の地、アラスカハイウェイの終点に掲示されている低温記録。目盛りは華氏表示で、-70は摂氏-56.6度・-10は-23.3度です。右はヨーロッパの北の先端ノールカップ。北緯は71度、ここまで来ると北極点まで約2,000kmになります。
シンプルに表示だけが出てくるスウェーデン(SVERIGE)とフィンランド(SUOMI)の国境。バックミラーでも解るように反転表記も書かれています。
アメリカ合衆国・カリフォルニア州のデスバレー。なんと海抜マイナス282フィートの案内です。
アラスカ州・ダルトンハイウェイにあるアークティックサークル(北極圏)突入のサイン。反対側の北極圏はノルウェーになります。
日本からも二つご紹介します。まずは宮古島・東平安名岬(ひがしへんなざき)に設置されている素敵な方位盤。大阪とソウルへの距離がほぼ同じです。
次はシベリア!?今はもう廃線になってしまいましたが、国鉄の能登半島北端・終着駅だった『輪島駅』のホームにある行先表示のレプリカです。終点なので本来は空白ですが、次の駅があるとしたら、確かにシベリアですね。