いろいろな道路
人間や動物の移動に伴って作られた道。いつしか車の為に舗装され、人が歩けない道路網が広がってきました。あまりの多さに逆に車の乗り入れを制限する動きも。今回は旅先で見かけた、世界の心に残る道をご紹介します。
*トップの写真は沖縄の南城市にあるニライカナイ橋。エメラルドグリーンの海に向かって曲線状に降りていく絶景道路(県道86号線)です。
心に残る世界の道
アラスカハイウェイ
アメリカからカナダを通りアラスカに至るハイウェイ。心に残ったのは鳥がとまるバッファローの交通標識!
バッファロー(アメリカバイソン)といえば、体長2mを優に超える大型動物。稀に出るのだろうと思っていたのですが・・・
あっさり遭遇!しかも大群、子供のバッファローも混じっています。集団は「見通しの悪いカーブ」に向かって進んでいきます。
走ってきた大型のカーキャリアは急停車。バッファローに引き連れられるかのように、過ぎ去るのを待っていました。
パリの並木道
フランス・パリ、シャンゼリゼ通りに並行する並木道
所々に給水所があります。右は有名な『ヴァラス給水泉』です。
表通りのシャンゼリゼ通りも勿論すてきです。
パリ植物園に通じるプラタナスの並木道。初めてなのにくつろげる落ち着いた並木道です。
砂を固めた土道
ナミビアのナミブ砂漠で見かけた交通標識!確かにこの先を進むと、どんな車でも脱出不可能
夜のナミブ砂漠、日が暮れると自分がどこにいるのか?まったく解りません。
ナミビア・オプウォ(Opuwo)、広大な平原につくられた土の道路。ヒンバ族の村に向かう道です。
中心部には舗装された道も通っています。
内陸部の街、マリのセグー。小さな子が「小さな子」を二人連れてお散歩中♪
道の世界遺産
数少ない世界遺産の道、フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路。聖ヤコブの元に向かう1,731kmの道。ピレネー山脈を越えスペインに辿り着きます。
道中はのどかな田園地帯、天気が良いので足どりも軽やかに♪
のんびり感がアップ!羊さんもたくさん見かけました。
ダクスにさしかかると小さな教会がたくさん現れます。
スペインとの国境に位置するサン・ジャン・ピエ・ド・ポー。巡礼路はこのままスペインにつながります。
ここからはスペイン、世界遺産の登録も別になります。目的地までもう一息!
ああ飛騨が見える
日本の道から一つ、岐阜と長野の県境・野麦峠を通る県道39号線です。
小説や映画でも知られる史実、ああ野麦峠の舞台。有名なセリフ「ああ飛騨が見える」はこの場所でつぶやかれたそうです。長野側から必死で峠を越えた先にみえる、故郷・飛騨の山々。当時は文字通り必死だったと思います。
人も車も通らない早朝の撮影、気配を感じて左を向くと・・・朝陽を浴びたかわいいお猿さんが!
当時の街道はこちら。妹を背負いながら辿り着くには、あまりにも過酷な道中です。